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CES2020からわかる今年の水中ドローン業界の動向~前編

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CES2020を訪問してからもうすぐ半年経過します。
コロナ禍でラスベガスはホテルが営業停止、シルクドソレイユのスタッフを95%解雇するなど眠らぬ街にも影響を与えています。そのラスベガスで開催されるCES2021も現時点ではわかりませんが、世界屈指の大きな展示会でもあるのでコロナが収束し開催することを願っています。
 さて、CES2020にはスペースワンとして4名で訪問して、様々なテクノロジーの情報収集をしてきました。
その中でもスペースワンのエアオーシャン事業の中枢を担う水中ドローンには注目しており、CES2020に出展している水中ドローンメーカーブースすべてに訪問し取材してきました。
帰国後の1月22日には新宿で「水中ドローン未来予想図2020」を開催し、CES2020の水中ドローンの報告会を開催しました。
そのイベントの様子は、CNET Japanにて紹介されております。

中国メーカーの“水中ドローン”が存在感放つ–「水中ドローン未来予想図2020」レポート
https://japan.cnet.com/article/35148778/

水中ドローン未来予想図2020の様子

せっかくなので、1月22日の「水中ドローン未来予想図2020」にお話しした「CES2020からわかる今年の水中ドローン業界の動向」について前編・後編の2回に渡りご紹介したいと思います。前編はCESを知らない方向けにCESについてを中心にご紹介します。

世界のテクノロジーが集結するCES

CESとは?
 世界最大の民生技術の展示会CES(正式な読み方は「シーイーエス」)。
毎年正月早々にの4日間、米ネバダ州のラスベガスで開催されています。50年以上の歴史もある。(第1回は1967年6月NYで開催)
 2018年度の来場者は世界中から約18万人、出展企業は4500社を超える世界中から注目されている大規模な展示会。
2016年に主催団体の名称が「CEA」(Consumer Electronics Association)から「CTA」(Consumer Technology Association)に変わったことからわかるように、CESはすでに「家電の見本市」ではない。
 軍事技術以外は何でもありの、最先端デジタルテクノロジーが主役のビッグイベントであり、今のデータ化社会に欠かせない存在の展示会です。
https://www.ces.tech/

私は2015年から毎年欠かさず参加しており今年で6回目の参加となります。
東京ドーム約5個分に相当し、2019年の実績では出展企業は4500社、一般参加18万人が訪問されています。
1995年からはラスベガスで年に1回だけ開催されるようになりラスベガスでも最大規模の見本市の1つでもあります。
入場登録料は、例年で見ると9月下旬ぐらいから11月上旬ぐらいまでは無料で登録可能です。それから12月中旬ぐらいまでが100ドルで、直前は300ドルぐらいかかります。もしも行く予定があるなら無料期間中に取得することをおススメします。

【豆知識】ちなみに日本ではセスと呼ぶひとが多いですが、現地でセスと言っても通じません。CESをしっかり知ってる人はセスは呼ばずに、シーイーエスと呼びます(笑)

CESに出展するのはどんな企業?という方向けに製品カテゴリーをご紹介します

ADVERTISING, ENTERTAINMENT & CONTENT
•Gaming •Marketing & Advertising •Music •Virtual Reality
AUTOMOTIVE
•Self-Driving Cars •Vehicle Technology
HEALTH & WELLNESS
•Accessibility
•Digital Health •Fitness & Wearables •Sleep Technology
HOME & FAMILY
•Family & Lifestyle •Home Entertainment •Smart Home
INTERNET OF THINGS (IoT)
•Smart Cities •Smart Energy
PRODUCT DESIGN & MANUFACTURING
•3D Printing •Design, Sourcing & Packaging
ROBOTICS & MACHINE INTELLIGENCE
•Artificial Intelligence •Drones •Robotics
SPORTS
•eSports & eLeagues •Sport Technology
STARTUPS
•Investors •Startups

これらのカテゴリーを見るだけでも新しいテクノロジーを体験できるようなワクワク感が伝わってきませんか?現地に行ければそのワクワク感が体験できます!

そして、CESには世界中からたくさんの方が参加しています。CES2019は161の国と地域から61,230人の方が参加しました。

実は34.9%はアメリカ以外からの参加者です。
特に上記地図からもわかるようにアジア圏からの参加者が約35000人、ヨーロッパから約16000人の参加者がおり世界中から注目度の高い展示会であることもわかります。

CES2019の国ごとの参加者
CES2019の国ごとの参加者

2019年は日本は4位。

ちなみに2017年は日本は5位でしたが2018年からフランスと入れ替わり2018年から日本は4位となりました。

CESはラスベガス市内のいくつかの場所を使って開催されます。
そのエリアは以下の地図のように大きく3エリアに分類されています。TechEast(LVCC(ラスベガスコンベンションセンター))、TechWest(SandsExpo)、TechSouthのこの3エリアに約4500社が出展します。

CES2020はラスベガス市内さまざまな場所で開催されます。

その中でも世界各国のメーカーやスタートアップが出展するのはTechEast(LVCC)、TechWest(SandsExpo)のこの2会場が主です。

TechEastとTechWestは約2キロ程度

TechEast(LVCC)とTechWest(SandsExpo)へは無料のシャトルバスが走っていて便利ですが、混雑するので2キロの道のりを歩く人もいます(笑)
他にこの区間の移動にはモノレールがあります。期間中のPASSを買っておくと乗り放題です。ほかにもUberやLyftのライドシェアを使えば移動には困りません。
ストリップ沿いのCES提携のホテル宿泊者は無料のシャトルバスが走っているのでそれを利用するのが良いです。

平均25000歩の覚悟が必要!

前置きはここまでにしておいて、CESのメイン会場となっており、水中ドローンメーカーも出展しているTechEast(LVCC)について紹介します。
一日かけても回り切れないぐらい広い会場です。普通に回っても2万歩以上は歩きますので歩きやすい靴をおススメします。
私も毎日寝る前にGoogleFitを確認すると25000~30000歩でした(笑)

ラスベガスコンベンションセンター(LVCC)がTechEastと呼ばれています。

TechEast(LVCC)のノースホールにはトヨタ、BMWなどモーターショーではないかと思うぐらいの車メーカーが出展しブースを構えています。またセントラルホールにはソニー、パナソニック、サムスンなどの電化製品、リコー、キャノンなどカメラ・映像関係、ドローン、3Dプリンター、VR、などの世界でも有名な大企業が出展しています。
ブースの雰囲気をいくつかご紹介します。

CES2020ではトヨタが富士山麓にあらゆるモノやサービスがつながる実証都市「コネクティッド・シティ」プロジェクトを発表しました。
日産は未来のを五感で体験可能なブース ゼロ・エミッション車やEVコンセプトカーなどを展示。
BELLは昨年に引き続き空飛ぶクルマの展示
HUNDAIもCES2020で空飛ぶクルマを発表
毎年CESのストラップスポンサーになっているSONYも毎年恒例の場所に出展
ソニーが自動車のコンセプトモデル「VISION-S」を「CES 2020」で発表
日立ブース
Northホールに福岡市が単独でスマートシティ構想ブース出展
https://smartcity.fukuoka.jp/news/ces-2020
CES2020のTechEast,LVCC,South Hall,Ground Levelとドローンエリアの拡大図
ここ数年恒例になっているドローン・ロボティクスエリアの一等地にはOMRONがブースを構える。
OMRONの隣には世界シェア7割を担うDJIブース

このエリアはTechEastの Southホールとなります。水中ドローンメーカーはこのホールのドローンエリアにほとんどが出展しています。

CES2018のドローンエリア

2年前のCES2018ではドローンエリアに出展していたの水中ドローンメーカーは1社でした。その1社は日本でもいち早くPowerRayという水中ドローンを広めたPowerVision社です。

しかし、CES2020では、LVCCのSOUTHホールに出展していた水中ドローンメーカーは7社すべて中国企業です。
この数字の変化から水中ドローン市場が盛り上がりつつあることがわかります。
ドローンエリアに来訪した方は口をそろえて、水中ドローンブースが多かったという印象を言っていました。

独自でまとめた7社の比較表をご紹介します!

CES2020に出展した水中ドローンメーカー比較表

後半は、各メーカーのブース紹介、個別取材の様子をご紹介します。
お楽しみに♪