
日本唯一の水中ドローンライセンス【水中ドローン安全潜航操縦士】
水中ドローン
水中ドローンとは、潜水用のドローンの通称である。 主に小型の無人機で、遠隔操作により操れる。 海底の状況を調査したり撮影したり、人が容易には入れない狭隘な洞窟や重油が流出している恐れのある海域を調査したりといった場合にも、より手軽に調査・観測を行えるようになる。(Weblio辞書参照)
実際に水中ドローンではあらゆる活用事例がある。水産業では定置網・養殖網などの網の点検、船底の調査。施設・設備管理では、ダムや水道管内の点検などがある。他にも海洋生物や海底の撮影など、ビジネスから趣味まで様々な活用がされている。
空の産業革命、スマート農業などに空のドローンが騒がれているが、水中ドローンはスマート水産業として、徐々に名を高めている。
水中ドローン安全潜航操縦士

ライセンスイメージ
水中ドローン安全潜航操縦士とは、一般社団法人日本水中ドローン協会(以下協会)が発行している、水中ドローンの適正な利用・正しい知識を身につけていることを認定するライセンス。
そして、この資格を取得するためには、協会が認定したスクールにて水中ドローン安全潜航操縦士講習を修了する必要がある。認定校は【北海道・宮城・福島・埼玉・東京・千葉・神奈川・静岡・新潟・岐阜・京都・和歌山・大分・熊本・鹿児島】の15校存在する。(3月10日時点)


スクールは1日で座学・実技を行う。そして筆記・実技両方の試験を合格することでライセンスが発行される。
水中ドローン安全潜航操縦士講習は(旧GLADIUS CAMP)は2019年4月に開講し、まもなく1年を迎える。講師はこれまで全国各地の様々な場所で培ってきたノウハウや経験があり、受講生はその知識をまるごと吸収することが出来る。水中ドローンに関する講習は他にはなく、水中ドローンのを導入する方にとってはもってこいの講習だ。
水中ドローンの今後
水中ドローン市場は、2022年に世界で5,800億円へと成長すると予想されている。それを裏付けるかのように2020年1月にアメリカ・ラスベガスで開催されたCES2020は、昨年開催よりも水中ドローンを展示した企業が大幅に増加しており、様々な用途・環境に応じた機体が続々と増えてきている。今後水中ドローンは、更なる広がりを見せていくことは間違いないだろう。その一助となるべく、当マガジンでも水中ドローンの啓蒙活動に力を入れていく所存だ。